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空港での搭乗手続きと荷物のチェックインに使える英語フレーズ

海外旅行の難関ポイント言われるのが空港での搭乗手続きです。専門用語があるのと、相手は慣れているので流れ作業のようにペラペラと早口で説明してくるからです。不安なまま飛行機に乗ることは避けたいですよね。今回は、第一関門である荷物のチェックインと搭乗手続きに関する受け答えを中心に、空港で知っていると便利な表現を紹介します。

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チェックインカウンターを探す

Excuse me, where is the DELTA check-in counter?

すみません、デルタ航空のチェックインカウンターはどこですか?

Hi. I’m looking for the DELA check-in counter.

すみません。デルタ航空のチェックインカウンターを探しているのですが。

解説

初めて行く広い空港ではチェックインカウンターを見つけるのも一苦労。大抵の航空会社には案内係が立っていたり、インフォメーションセンターがあるのでそこで尋ねましょう。

 

場所を尋ねる時はwhereを使います。ただ、知らない人にいきなりWhere ~?と聞くのは、実は少し失礼な表現なんです。「~ってどこにあるの?」のようなタメ口の砕けた表現になってしまうからです。初対面の人や、今回のように他人に何かを尋ねる場合は「Excuse me.」や「Pardon me.」を最初につけると丁寧になります。どちらかひとつ、使いやすい方を使ってください。

 

また、2つめの例文の様に「~を探している」と伝えるのも良いでしょう。日本人は「すみません」を「sorry.」で済ませる傾向がありますが、「sorry.」は「ごめんなさい。」や「失礼しました。」と言った謝罪を意味する単語なので、声をかける時には使えません。

 

なお、「check-in」の発音には注意が必要です。はっきり「チェックイン」と言うより、「チェッキン」のように繋げて発音すると、よりネイティブらしくなり伝わりやすいでしょう。

 

eチケットの発券

Excuse me. I need your help.

すみません。手を貸してください。

Will you help me, please?

手伝ってくれませんか?

Excuse me. I don’t know how to use this machine.

すみません。この機械の使い方が分かりません。

May I help you?

お手伝いしましょうか?

Yes, please.

はい、お願いします。

解説

チェックインカウンターの近くにeチケットの発券機が並んでいます。言語が選択できる発券機もありますが、航空会社や国によっては日本語がオプションに含まれていないこともあります。発券機の隣には、大抵案内係がいます。分からない時は助けを求めましょう。

 

表現は何パターンかありますが、「助ける、手伝う」を意味する「help」が簡単かつ適切です。困った様子でアタフタしていると、「May I help you?」と向こうから声をかけてくれたりもします。日本語が話せる人に対応してほしい場合は「Do you speak Japanese? (日本語話せますか?)」もしくは「Is there anyone who speaks Japanese? (どなたか、日本語が話せる人はいますか?)」と尋ねましょう。

 

荷物を預ける

Hi./Hello. May I see your ticket and passport?

こんにちは。チケットとパスポートをお願いします。

Hi./Hello. Here.

こんにちは。どうぞ。

解説

チェックインカウンターでは挨拶を交わしましょう。朝なら「Good morning.」と言う人も居ますが、時間に関係なく使える「Hi./Hello.」は無難で簡単です。「パスポートを見せてください。」については、特に返事をする必要はなく、ただ差し出すだけでも良いです。一言付け加えるなら「Here.」や「Sure.」と答えると丁寧です。

 

Put the luggage here.

荷物をここに乗せてください。

This one is fragile.

この荷物は壊れやすいです。

How many suite cases can I check?

荷物は何個預けられますか?

Just one.

ひとつだけです。

解説

「預ける」の英語は「check」です。「荷物」の言い方は何種類かあり「luggage」「baggage」「suite case」「bag」の4つが主流で、数えられるのは「suite case」と「bag」の2つだけです。「How many luggages/ baggages ~?」は間違った使い方なので注意してください。そして、日本人の「bag」はネイティブにはなかなか伝わりません。「バッグ」ではなく、アとエの中間の音でgは弱く「ベッグ」と発音するのが正解です。

 

そして、大抵の国際便の重量制限は20kgで、預けられる荷物の数や大きさも決まっています。重量オーバーは「overweight」、サイズオーバーは「oversized」と言われます。大抵のスーツケースなら問題ありませんが、10年以上前のものなら念のためサイズを確認しておきましょう。

 

丁寧に扱って欲しい荷物には「fragile」ステッカーを貼ってもらいましょう。それでもバンバン投げられて壊れることもあるので、割れ物は手荷物として機内に持ち込む方が賢明でしょう。ちなみに、「フラジール」ではなく「フラジャイル」が正しい発音です。

 

荷物を預けない

I’m not checking any luggage.

預ける荷物はありません。

I don’t have any bags to check.

預ける荷物はありません。

I only have a carry-on bag.

機内持ち込みだけです。

Can I carry-on this bag?

このかばんは持ち込めますか?

解説

預ける荷物がない場合はこのように伝えましょう。日本人にはあまり馴染みがありませんが「check」は「預ける」を意味する動詞でもあります。1つ目のフレーズは、今まさにチェックインの手続きをしているので「I’m not checking ~」と進行形を使うのが自然です。「carry-on」は「機内持ち込み」の意味です。機内に持ち込める荷物の大きさにも制限があるので、預けるつもりはなかったけど預けなくていけなくなるケースもあります。

 

You can’t bring these items to the plane.

これらの物は機内に持ち込めません。

Please make sure you don’t have these items in your bag.

これらの物がかばんに入っていないか確認してください。

OK./ Alright./ Got it./ I don’t have any.

はい。/ 大丈夫です。/ 持っていません。

解説

預ける荷物がない場合、気を付けたいのが機内に持ち込めない物です。カウンターにある100ml以上の化粧水などの液体等の持ち込み禁止物の絵を見せられながら確認されます。「OK.」と返すのが最もシンプルで簡単ですが、上級を目指すなら「Got it.」や「I don’t have any.」を使ってみましょう。もしこれらが荷物に入っている場合は、出国ゲートに入るまでに処分しておきましょう。

 

座席を選ぶ

Do you have any seat preference?

座席の希望はありますか?

Yes. I would like a window seat.

はい。窓側の席をお願いします。

Is a seat by the aisle available?

通路側の席は空いてますか?

Yes. We still got plenty.

はい。まだたくさん空いています。

Can I take a seat by a window?

窓側の席をお願いできますか?

Sure.

承知しました。

解説

座席の希望があるなら遠慮せずに伝えましょう。確認してくれない担当者もいます。そんな時は自分から尋ねましょう。「窓側」は「a window seat」もしくは「a seat by a window」と言います。「通路」は「aisle」と書いて「アイル」と発音するので注意してください。

 

「would like」は「want」と同じく「欲しい」を意味します。「I want a window seat.」でも十分通じますが「would like」を使うと、丁寧にお願いしているニュアンスが含まれます。「available」は「空いている、用意がある」と言う意味で「アヴェイラボー」と発音します。もちろん、「Do you have a seat by a window /an isle? (窓側/通路側の席はありますか?)」と尋ねても問題ありません。

 

グループで一緒に座りたい

Can you put 4 of us together?

4人一緒に座れますか?

Let me see. I’m sorry. I can make 2 and 2, but not altogether.

確認しますね。申し訳ありません。2人ずつならご用意できますが、全員一緒は空きがありません。

Can you make them near?

近くにしてくれますか?

Just a moment, please.

少々お待ちください。

解説

人数が多くなればなるほど、並んで席を取るのは難しくなります。一緒に旅行しているメンバーでまとまった座席を確保したいなら、早めのチェックインをおすすめします。「put」の意味は「~を置く」なので、違和感があるかもしれませんが「put 4 of us together」は「4人を一緒に置く=4人一緒に座らせる」になります。

 

ボーディングチケットを受け取る

Here are your passport and boarding ticket.

パスポートとボーディングチケットです。

Your plane will take off at 2:30. Come to gate 16 by 2:00 at Terminal 4.

飛行機は2:30発です。第4ターミナルの16番ゲートに2:00までにお越しください。

Have a safe flight.

お気をつけて。

解説

座席まで決定したら、後はパスポートとボーディングチケットを受け取るだけです。ここでは、こちらから質問することはほとんどありませんが、搭乗ゲートや出発時間など多くの情報が一気に告げられるためリスニング力が試されます。

 

学校では「飛行機」を「air plane」と習いますが、ネイティブは「plane」と言う人も多いです。また、出発時間の案内を「Your flight is at 2:30. (あなたのフライトは2:30です。)」と言う人も居るので注意して聞いてください。ちなみに、時間を表す英語は10進法です。24進法では伝わらないので気を付けてください。

 

内容を再確認したい

What time did you say my flight is?

何時出発って言いましたっけ?

What time was my flight again?

何時出発でしたっけ?

(It’s) 2:30.

2:30です。

Where did you say my terminal is?

ターミナルはどこって言いましたっけ?

Where was my terminal again?

ターミナルはどこでしたっけ?

(It’s) Terminal 4.

第4ターミナルです。

解説

ここで紹介する表現は、言われた内容が聞き取れなかったり再確認したい場合に使います。表現のポイントは過去形で尋ねることです。「did you say~?」を使うものと「again」を使うものの2種類がありますが、どちらを使っても返ってくる答えは同じなので、使いやすい方を使ってください。

 

続いて「Where is Terminal 4? (ターミナル4はどこですか?)」や「Where is gate 16? (16番ゲートはどこですか?)」と場所を尋ねることもできますが、道順や説明を聞き取るのは難しいので地図や館内図を見せてもらいましょう。

 

もう一度言ってほしい時

Will you say that again?

もう一度言ってくれませんか?

Could you say that one more time?

もう一度お願いします。

Pardon me?/ Excuse me?

もう一度言ってください。

解説

「Will you ~?」や「Could you~?」は誰に使っても失礼にならず、旅先で重宝する丁寧な表現です。もう一度、ゆっくり言って欲しいなら「Will you say that more slowly again?」とお願いしましょう。「Excuse me?」は「すみません。」だけではなく、「もう一度お願いします。」を意味する、ネイティブがよく使う表現なので覚えておいて損はありませんよ。

 

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