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海外でタクシーや公共交通機関を利用する時に役立つ英語フレーズ

海外旅行中は、何気ない電車での移動さえ目新しくわくわくするものです。日本とは違った車窓からの景色、地元の人との出会い、全てが刺激的です。ただ、それもスムーズに移動ができてこそ。外国人観光客だからと悪巧みを考える人がいるのも現実です。そこで今回は、タクシーやバス、電車など海外の公共交通機関を便利に且つ安全に利用する際に役立つ英語表現を紹介します。

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タクシーを探す

Where is the taxi stand?

タクシー乗り場はどこですか?

Where can I get/catch a taxi?

タクシーはどこで拾えますか?

I would like to take a taxi.

タクシーに乗りたいのですが。

Please call a taxi (for me/us).

タクシーを呼んでください。

解説

旅先で、スーツケースや大きな荷物を持ってバスや電車に乗るのは大変です。手荷物が増える海外旅行ではタクシーの存在がありがたく、目的地の目の前まで運んでくれるので快適です。

 

空港や主要な駅前など、タクシーが簡単に拾える場所とそうではない場所があります。そもそもタクシー乗り場がどこなのか分からないことすら多々あるでしょう。タクシー乗り場は「taxi stand」です。そんな時は「Where is the taxi stand?」と尋ねましょう。「taxi」は「タクシー」ではなくxを意識して「タクスィ」と発音します。

 

近くに乗り場がないけれどタクシーを拾いたいなら「Where can I get a taxi?」と尋ねます。「拾う」と言うよりは「捕まえる」感覚なので「get」を使います。同じイメージで「catch」を使うことも可能です。もしくは「Where can I take a taxi?」を使い「どこでタクシーに乗れますか?」と聞いても良いでしょう。「take ~」で「~に乗る」

 

ホテルやレストランなどからタクシーに乗りたい場合は、「タクシーを呼んでください。」と頼みましょう。「Please call a taxi (for me/us).」の他には「Would you call a taxi (for me/us)?」や「I need a taxi to go back to my hotel.(タクシーでホテルに帰りたいんです。)」など、複数の伝え方があります。自分の使いやすい表現をひとつ覚えておきましょう。

 

タクシーに乗る

To Central Station, please.

セントラルステーションまでお願いします。

Take me to this address, please.

この住所までお願いします。

Can you take me to ABC hotel?

ABCホテルまで連れていってください。

Can you open the trunk?

トランクを開けてください。

How long does it take?

どれくらいかかりますか?

How much will it cost?

料金はいくらになりますか?

I can get off here.

ここで下ります。

Here is fine.

ここで大丈夫です。

Please go a little further.

もう少し行ってください。

Keep the change.

おつりは要りません。

Will you pick me up at 7 in the morning here day after tomorrow?

明後日、7時にここに迎えに来てくれませんか?

解説

行先は「To ~, please.」「Take me to ~.」と言えば伝わります。住所や地図を見せて「To this place/address, please.」でも大丈夫です。スーツケースや荷物が多くてトランクを開けてほしい場合は「Can you open the trunk?」と言いましょう。「trunk」はアメリカ英語です。イギリス英語の国では「boot」を使ってください。ちなみに、海外は、自動ドアのないタクシーが多いのでドアの開閉は自分で行いましょう。

 

待ち合わせをしていたり、飛行機の出発が迫っていたり時間が気になる場合は目安の到着時間を確認してみましょう。時間(期間)の尋ね方は「How long does it take (to ~)?」です。料金が知りたいなら「How much?」を使えば良いでしょう。ドライバーからの返答は「About 15 (dollars).(15ドルくらいかな。)」や「I think it is less than 20 (dollars).(20ドルもいかないと思うよ。)」のように、「dollars」を省略してくる可能性があるので注意してください。

 

「ここで下ります。」は「I can/will get off here.」や「Here is fine.」と言いましょう。「stop!」と言うと「止まれ!」と強く命令していることになり、ドライバーを不快にさせてしまうので気を付けてください。「Can you ~?」とお願いする言い方は無難で安全策です。ただ、「Can you ~?」ばかり使っていると、それはそれで相手がつけ上がるので使用頻度にも注意が必要です。

 

チップが必要な国なら、お釣りをドライバーのチップとして渡すとスマートです。チップは2~3ドルあれば十分です。タクシー代が13ドルだったとして、15ドルを渡し「Keep the change.」と言えばやりとりがスムーズですね。もしくは、「Give me 7 dollars back. (Give me back 7 dollars).(7ドル返してください。)」のように、チップを差し引いた金額をお釣りで返してもらう方法もあります。

 

親切にしてくれて、意気投合したドライバーを「予約」することも可能です。「いつ、どこに迎えに来てください。」と伝え、ドライバーの名刺や連絡先をもらいましょう。「迎えに来るは」「pick up」です。フレーズは「Can you pick me up here in 3 hours?(3時間後ここに迎えに来てくれますか?)」を使います。

 

「taxi」は「cab」とも言います。これはカジュアルでローカルな言い方なので、観光客の対応に慣れている空港やホテルではあまり聞かないかもしれませんが、地元色の強い場所では「Are you waiting for a cab?(タクシーを待っているんですか?)」や「Shall I call a cab?(タクシーを呼びましょうか?)」と聞かれることもありますので覚えておきましょう。

 

タクシーでのトラブル対応

This is not my destination.

ここは私の目的地ではありません。

This is not where I said.

ここは私がお願いした場所ではありません。

That’s not my hotel.

ここは私のホテルではありません。

I think I forgot my wallet at my hotel. Will you go back?

ホテルにサイフを忘れてきたかも。戻ってくれませんか?

That’s too expensive!

料金が高過ぎます!

解説

道のプロであるタクシードライバーも道を間違えることはあります。ナビがついていないタクシーも多いので、念のためスマホの地図アプリをオンにしておくことをおすすめします。

 

目的地と違う場所に着いてしまったら「This is not my destination.(ここは私の目的地ではありません。)」と伝えましょう。「destination」は「目的地」の意味です。いちいち建物や場所の名前を言わなくても済む優秀なワードです。もしくは、「This is not where I said.(頼んだ場所と違うんですけど)」と言うか、「This is not my hotel.(これ、私のホテルじゃないです)」と伝えましょう。特にホテルや駅は似ている名前もあるので気を付けてください。

 

ホテルに忘れ物をしてしまった場合は「I forgot ~ at my hotel.(~をホテルに忘れました。)」と伝えて、取りに戻ってもらいましょう。「サイフ」は「my wallet」、「スマホ」は「my phone/cell phone」、「カバン」は「my bag/purse」です。「purse」は女性のハンドバッグのような小さなバッグを指し、「パース」と発音します。

 

タクシーでのトラブルは、到着地ミスだけではありません。観光客を狙って高額な運賃を請求してくるドライバーもいます。そんな時は「too expensive」「高過ぎる」と主張しましょう。おかしいな、と感じたら「Stop here.」や「Stop!」「ここで止めて。」と強い口調で言いましょう。万が一、身の危険を感じたら金銭や持ち物に執着せずタクシーから降りてください。自分の身を守ることを第一に考えましょう。日本のように(日本人の)常識が通用して治安の良い国はありませんよ。

 

鉄道・バスに乗る

Excuse me. Where is the bus stop?

すみません。バス停はどこですか?

Does this bus go to Downtown L.A.?

このバスはダウンタウンLAに行きますか?

Where can I take a subway?

どこから地下鉄に乗れますか?

Will you help me buy a train ticket?

電車の切符の購入を手伝っていただけませんか?

Where can I buy a ticket to Downtown L.A.?

ダウンタウンLA行きの切符はどこで購入できますか?

Where is the closest station to Disneyland?

ディズニーランドンの最寄り駅はどこですか?

How much (is the fee)?

運賃はいくらですか?

解説

運賃が安く便数も豊富な公共交通機関の利用も海外旅行の醍醐味ですね。駅や目的地に迷いながら辿り着くのも楽しみのひとつです。「電車」は「train」、「地下鉄」は「subway」です。使い分けに気を付けましょう。「バス停」は「bus stop」、電車や地下鉄の駅は「station」です。「Where is a train station?(電車の駅はどこですか?)」や「I’m looking for a bus stop.(バス停を探しています。)」と尋ねれば行き方を教えてくれるでしょう。

 

路線が複数あり、どのバスに乗れば良いか分からない時はバスを指さしながら「Does this bus go to ~?」もしくは「Which bus goes to ~?(どのバスが~行きですか?)」と尋ねましょう。電車や地下鉄にも応用できます。

 

切符の買い方や券売機の場所が分からないこともあるでしょう。そんな時は係の人や、近くにいる人に手伝ってもらいましょう。「Will you help me buy a ticket?(チケット購入を手伝っていただけませんか?)」や「I want to buy a ticket. Can you help me?(チケットを買いたいです。手伝ってくれますか?)」と声をかけてください。「Where do you want to go?(どこまで行きたいの?)」のように尋ねてくれるでしょう。

 

乗ったのは良いけど降車駅が分からない。そんな時は最寄り駅を教えてもらいましょう。「最寄り駅」は「the closest station/ bus stop」です。「I want to go to ~. Where should I get off?(~に行きたいのですが、どこで降りたら良いですか?)」と尋ねることも可能です。地名は聞き取りに行くことが多々あるので、路線図を見せて指差ししてもらうと尚良いですね。 

 

大抵のバスは運賃一律の後払い制ですが、日本のバスのように運賃の掲示は、基本的にはないと思ってください。事前に運賃が分からない時は、降りる時に尋ねましょう。「How much?」で通じます。日本円で何十円程の、思わず聞き直してしまうくらい運賃が安い地域もありますよ。

 

ドライバーとの挨拶

Hi./Hello.

こんにちは。

Thank you.

ありがとうございました。

Have a nice day.

良い1日を。

Enjoy your night.

楽しい夜を過ごしてね。

Have a safe trip.

気を付けて旅してね。

解説

英語圏では、挨拶は他人同士でもごく当たり前のコミュニケーションです。タクシーのドライバーやバスの運転手、はたまたバスや電車で隣になった人と「Hi./Hello.」と挨拶をするのは一般的なマナーです。こちらからそれ以上話しかける必要はありませんので、笑顔で「Hi./Hello」と一言交わしましょう。もしかすると、そこから会話が弾んで新しい出会いがあるかもしれません。

 

降りる時も笑顔で「Thank you.」を言いましょう。気さくなドライバーなら「Have a nice day.(良い1日を。)」や「Have fun.(楽しんでくださいね。)」と声をかけてくれるでしょう。返答としては「You too.(あなたもね)」と言えば十分です。「Have a safe trip.(気を付けて旅してね。)」に「You too.」はおかしいので、「Thank you.」や「I will. Thanks.(うん。ありがとう。)」と返しましょう。

 

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