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ホストファミリーにお土産を渡す時に使う英語表現

ホテルに宿泊するだけが海外旅行ではありません。現地の一般宅にホームステイをすることやAirbnbなどを利用して民泊をすることもあるでしょう。そんな時は、お世話になる家庭にお土産を用意して、日本の文化や商品を紹介しつつそこから広がる会話を楽しみたいものです。今回は、ホストファミリーにお土産を渡したり説明したりする時に使える英語表現を紹介します。

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お土産を渡す

I have something to give you.

お渡しする物があります。

This is for you.

これをどうぞ

I brought this from Japan.

これ、日本から持ってきました。

Please eat this with your family.

ご家族のみなさんで食べてください。

Can I open it?

開けてもいい?

Sure. / Yes. / Go ahead./ Of course.

どうぞ。もちろん。

解説

外国人に喜ばれるのはやはり日本らしい物です。立派な品物である必要はありません。お菓子や量販店で手に入るようなお茶碗やお箸、お盆、扇子などがおすすめです。数も揃えやすく日本文化を感じられるので老若男女問わず喜ばれるでしょう。また、お土産はお世話になるホストファミリーへの最低限のマナーとして渡せる予算内で選別すれば十分です。

 

お土産を渡す時のフレーズとしては「This is for you.(これをあなたにどうぞ。)」が最もシンプルで且つ意図が伝わります。他には「I brought this from Japan.(日本からこれを持ってきました。)」や「I brought something 〔from Japan〕 for you.」(〔日本から〕お土産を持ってきました。)」と言うこともできます。

 

一人ひとりにお土産を用意したなら、「This is for you.」をアレンジして使いましょう。「This is for mom.(これはママに。)」「This is for Kevin.(これはケビンに。)」「These are for your kids (children).(これらは子ども達に。)」のように「for」の後の人を入れ替えるだけです。食べ物なら「Please eat this with your family.(みんなで食べてください。)」と伝えてみましょう。

 

欧米圏では、ラッピングをその場ですぐに開けることがマナーです。「Can I open it?(開けてもいい?)」と聞いてくるか、こちらから「Open it!(開けてみて!)」と言ってあげましょう。「Go ahead.」はネイティブがよく使う表現で、順番を譲る時や行動を促す時の「どうぞ。」を意味します。ちなみに、答え方としては「Yes.」と答えるより、「Sure.」「Of course.」「Go ahead.」を使う方がフレンドリーな返答になります。

 

お土産を説明する

They are maccha/ green tea sweets.

抹茶のお菓子です。

There are many kinds of maccha products in Japan like chocolates and cookies.

日本にはチョコレートやクッキーのような抹茶の商品がたくさんあります。

We don’t drink maccha so often, but eat sweets like these.

抹茶はあまり飲まないけど、こういうお菓子はよく食べます。

Try this one too. This is rice crackers.

これも食べてみて。おせんべいです。

Rice crackers are made of rice.

おせんべいは米からできています。

Some are salty, others are sweet.

塩味や甘いものがあります。

It’s a Japanese fan.

日本の扇子・うちわです。

This picture is Mt. Fuji. It is the highest mountain in Japan.

この絵は富士山です。日本一の山です。

You know sumo wrestling, right? They are sumo wrestlers.

相撲、知ってるよね? これが力士です。

They are Japanese traditional toys.

これは日本の昔からのおもちゃです。

This is a paper balloon, and this is kendama.

これは紙風船で、これはけん玉です。

Let’s play together.

一緒に遊びましょう。

These are chopsticks with your names on.

名前入りの箸です。

I brought one for every person.

全員分持ってきました。

It’s a soup bowl. We have miso soup with this.

お椀です。これでお味噌汁を飲みます。

This is a picture of cherry blossoms.

これは桜の絵です。

解説

ただお土産を渡すだけでは何も伝わりません。渡すと同時に中身が何なのかを伝えましょう。商品の説明には「It’s ~.」「They are ~.」「これは、それは、これらは~です。」を使います。その後に使い方や、それぞれの物の説明を加えて日本の文化を紹介すると、ホストファミリーとの会話が広がります。

 

日本からのお土産として外国人に人気が高い代表的な物は「maccha sweets(抹茶のお菓子)」、「rice crackers(おせんべい)」、「chopsticks(箸)」、「fan(扇子、うちわ)」、「rice/ soup bowl(お茶碗、お椀)」、「shot glass(おちょこ)」、「traditional toys((紙風船、けん玉など)昔のおもちゃ)」などです。

 

食べ物なら、何から作られているかや、食べ方、味の種類などを紹介すると良いですね。甘いお菓子は万国共通なので受け入れられやすいです。そんな中でも抹茶のお菓子は、日本らしさがあり万人受けもするのでおすすめです。「maccha」は「sushi」「tempra」のように海外でも通じる日本語になりました。伝わらなければ「Maccha is green tea.(macchaは抹茶・緑茶だよ。)」と補足しましょう。

 

ハイチュウやポッキー、カップラーメンなど海外でも販売されている商品もあります。それらを敢えて選ぶことで、味を食べ比べたりパッケージの違いを探したりするのもコミュニケーションのひとつですね。「Let’s taste both.(両方食べてみようよ。)」と誘ってみてください。

 

日本のように米や海苔を食べる習慣がない国では、おせんべいや餅も興味深いでしょう。「Try this.」は「食べてみて。」と言う意味で使えます。ただ、特に海苔は見た目やにおいから嫌がる人がいるのも事実です。「It’s not that bad.(そんなに不味くないよ。)」や「It taste like ~.(~みたいな味だよ。)」、「It’s healthy and good for you.(ヘルシーで体に良いんですよ。)」などとフォローを入れることも大切です。

 

箸、お椀などの日本の食器や、扇子や小銭入れなどの和柄の小物も日本らしくて重宝します。子どもがいるような家庭では、紙風船やけん玉、おはじきなどのおもちゃも喜ばれるでしょう。おもちゃの名前は日本語をそのまま使い、遊び方などを補足してください。「traditional Japanese toys」と言えば、どんなおもちゃにも使えます。「I will show you how to play.(遊び方を見せます。)」や「Let’s play with it together.(一緒に遊びましょう。)」と誘ってコミュニケーションをはかりましょう。

 

日本食を作る

I want to make some Japanese dishes for you.

みなさんに日本食をふるまいたいです。

Can I make some Japanese food for you?

みなさんに日本食を作っても良いですか?

Is it OK if I make dinner tonight?

今日の晩御飯は、私が作っても良いですか?

Will you take me to a super market?

スーパーに連れていってください。

I need to get some soy sauce.

醤油が欲しいです。

Do you have wasabi here?

ワサビは売ってますか?

I will make Okonomiyaki for you.

お好み焼きを作ります。

It’s like pizza.

ピザみたいなものです。

解説

日本食を作って一緒に食べることも良いお土産であり、思い出になります。「日本食=寿司、天ぷら、刺身」と思っている外国人も多いですし、日本食レストランなどもなく馴染がないと言うエリアもあるでしょう。大抵の食材や醤油、塩コショウなどは海外でも入手可能です。みりんや出汁、ソースなど現地で調達できるか心配な物は100均にある小さいサイズの物を持参しましょう。

 

「cook」は「料理する」を意味する英語ですが、料理と言う動作を指すものです。「cook dinner」「cook okonomiyaki」のように「~を作る」を指しては使いません。こんな時は「make ~」「~を作る」を使ってください。日本食は「Japanese food」や「Japanese dish」と言います。何種類か作るなら複数形にしてください。文末に「for you」を付けると付けないとではニュアンスが違ってしまいます。「I want to make some Japanese dishes.」だけだと、食事が口に合わないから日本食が食べたいんだと解釈する人もいるでしょう。「for you(あなたのために)」を付けておくと誤解されずに済むので安心です。

 

「~したい」と言う時は、「I want to ~」がストレートで意思を伝えやすい表現です。しかし、毎回「I want to ~」だと、自己主張が強いイメージを与えてしまいます。「Is it OK to ~?」「Can I ~?」も使い回しながら自分のしたい事を伝えてみましょう。もしくは、「I want to go to a super market.(スーパーに行きたい)と言う代わりに「Can you take me to a super market?」とお願いする表現を使うのもポイントです。

 

欧米にも日系やアジア系のスーパーもありますし、材料に必要なものは「I need ~ / I need to get ~.(~が必要です。)」と伝えて場所を教えてもらうか、「Do you have ~ here?(ここに~はありますか?)」と店員に尋ねましょう。

 

日本食に馴染みがない人には、「It’s like ~.(~みたいな食べ物です。)」と、現地の食べ物に例えて教えてあげるとイメージしやすいです。もちろん、例えにくい料理も多々あります。そんな時は「you will taste and see!(食べたら分かるよ!)と言ってみましょう。

 

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