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チップの払い方は?レストランでの支払いとチップに関する英語フレーズ

海外旅行は異文化に触れることの連続です。そんな中でも、特に日本にはないチップの習慣。どうやって支払うのか?妥当な金額はいくらか?など疑問が浮かびませんか?今回は、レストランでの食事を最後まで楽しく終えるために必要な支払いとチップに関する英語表現を紹介します。

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支払いに関して

Check, please.

お会計お願いします。

Could you bring us the check?

お会計を用意してください。

Can I have the bill please?

お会計をお願いします。

Is service included?

サービス料は含まれていますか?

I’ll pay in cash.

現金で払います。

I’ll pay by card.

カードで払います。

Do you take Master Card?

マスターカードは使えますか?

Can we pay separately?

別々に払ってもいいですか?

Separate bills, please.

別々にお願いします。

解説

デニーズのようなファミレスでは、全て料理を運び終わったらお会計はテーブルに置かれます。しかし、担当のウェイトレス・ウェイターがつくようなレストランでは「お会計お願いします。」と言ってテーブルまで持ってきてもらいます。

 

お会計は「check」もしくは「bill」と呼ばれます。英語圏ならどちらでも通じます。「お勘定」と「お会計」のような違いだと思ってください。「お会計お願いします。」の言い方はいくつかありますが「check, please.」が1番短くて簡単です。もっと丁寧に(文章で)言うには「Could you bring us the check (bill) ?」や「Can I have the bill (check), please?」が主流な表現です。

 

レストランにはテーブルで支払いを済ませられるお店と、レジで支払うお店の2種類があります。テーブルで支払えるなら、チェックフォルダー(お会計が入っている小さいフォルダー)に現金やカードを入れて店員に返します。すると、店員が再びお釣りやレシートを席まで持ってきてくれます。

 

レジで支払うタイプのお店では、「Please pay over there.(あちらでお支払ください。)」などと指示があります。レジで支払う場合は、忘れずに担当してくれたウェイトレス・ウェイターにチップを渡してください。チップの金額は、レストランの場合、合計金額の10~15%が平均です。もちろん、それより多く渡しても構いませんが少ないのはマナー違反です。また、チップを渡し忘れて後から店員を探し歩く、なんて恥ずかしいですよ。それよりも失礼なことはチップを渡さないことなんですけどね。

 

ただし、お会計に「service included」や「gratuity」と書かれていたらチップは不要です。これらの表現は、チップも合計金額に含まれていることを意味します。含まれていなければ、チップは現金で渡すことが好ましいです。含まれているかどうか、分からない時は「Is service included?(サービス料は含まれていますか?)」と率直に聞いてみましょう。

 

また、チップはウェイトレス・ウェイターのサービスに対して支払う対価です。もし店員の態度が悪く気分を害したような場合は、チップを支払う必要はありません!しかし「なんかあの店員気に食わない。」と言った感情論ではなく、お客さんに対して失礼な行いがあった場合の話です。

 

レジで、現金で支払う場合は「I’ll pay with cash.」と言います。カードでの支払いは「I will pay by card.」です。欧米諸国は日本よりカード社会なので、大抵のレストランや飲食店ではカードが使用可能です。ただし、使えるカードと使えないカードがあります。自分のカードが使えるか知りたい時は「Do you take Master Card/ JCB/ VISA?」と確認してください。ここで「take」を使うのは、「take」には「受け入れる、受け付ける」と言う意味があるからです。「I can’t take it anymore.」「もう耐えられない。」はよく聞くフレーズだと思います。もちろん、「Can I use Master Card?」と言っても伝わります。

 

別々に支払いたい時のキーワードは「pay」と「separate」の2つです。「Can we pay separately?(別々に払うことはできますか?)」もしくは「Separate bills, please.(別々にお会計してください。)」です。「Can we pay separately?」の発音は「キャンウィペイセパウェイッリー?」に近いです。ちなみに「割り勘にしようよ。」は「Let’s go Dutch.」と言います。「Let’s pay separately.」でも問題ありませんが、「go Dutch」は「割り勘」を意味する連語なんですよ。

 

チップに関して

Here you are.

どうぞ。

Thank you for the service.

おもてなし、ありがとう。

Keep the change.

お釣りはとっておいて。

It’s all set.

お釣りはいりません。

解説

チップ(tip)は「ティップ」と発音します。飲食店やサービス業では、チップも収入の一部(大部分を占める場合もある)です。チップだけで1日200ドル以上になるようなレストランもあるほど!私達日本人は食事代以外にプラスして支払うって、なんだか損した気分になるかもしれませんが、それくらい、欧米圏ではチップを渡すのは当たり前の習慣なんですね。その日の全体のチップを均等に分けるお店があれば、自分がもらったチップは全て自分の取り分になるお店もあり、チップのルールは様々です。

 

こちらからチップを渡す時は「Here you are.(どうぞ。)」や「Thank you for the service.(おもてなしをありがとう。)」や「Keep this.(これ、とっておいて。)」など一言添えると気持ちが伝わると思いませんか?「Thank you.」の一言でももちろん大丈夫です。また、テーブルにチップだけ置いてきても良いのですが、風で飛ばされたり、たまたま前を通った店員やお客さんに取られたりしないようにお皿の下に置くなどの工夫をしてください。

 

また、ネイティブはよくお釣りをそのままチップとして利用します。「お釣り」は英語で「change」です。例えば、35ドルの食事で50ドル札を支払ったとします。お釣りの15ドルから5ドルをチップとして渡すようなパターンです。他にも、お釣りを受け取らずに「Keep the change.(お釣りはとっておいて。)」と一声かけて、丸ごと渡してしまう人もいます。35ドルの食事で40ドルを出し、お釣りの5ドルを店員に渡すようなケースですね。

 

そして、「Keep the change.」と同じ意味を持つ別の表現が「It’s all set.」です。「全部終わった、完了した」と言うニュアンスで、「支払のやりとりは済んだ=お釣りは要らない=あなたにあげる」と言うメッセージが隠れています。「It’s all set. You can keep the change.」と2つ繋げて言うこともできます。

 

クレームを言う・両替をお願いする・トラブル対処

Is this the correct price?

この金額、合ってますか?

We didn’t order the fish and chips.

フィッシュ&チップスは頼んでないですよ。

You charged us double on the steak.

ステーキが2個分計算されています。

Your card doesn’t go through.

カードが利用できないようです。

I’d like some small bills.

少額の紙幣が欲しいです。

Can you exchange this bill with smaller bills? It’s for the tip.

少額紙幣と交換してくれませんか?チップ用です。

解説

お会計が全てスムーズに済むとは限りません。金額が間違っていることもあるでしょう。支払う前に明細のチェックをしてください。そして、おかしいなと感じたら「Is this the correct price?(この金額で合ってますか?)」や「We didn’t order ~.(~は注文してないですよ。)」と間違いを指摘しましょう。また人数が増えたりお店が忙しくなったりして飲み物の合計が間違って計上されることもあります。英語でのやり取りが不安だからと言って、そのまま引き下がってはいけません!何と説明すれば良いか分からなければ、ひとまず「This is wrong!(これ、間違ってます!)」と言ってみましょう。

 

カードが使えない、なんて言うトラブルも起こり得るでしょう。「Your card doesn’t go through.」と言われたら「カードが通りません。」を意味します。限度額はもちろん、海外で使えるか、そのお店で使えるカードかなど、チェックが必要ですね。また、海外旅行では安全性を考慮して意識的に現金を持ち歩かないようにしている人も多いです。しかし、いざと言う時のために現金も持ち合わせておく必要がありますよ。

 

チップやタクシーの支払い用に、小銭(少額紙幣)も持っていると便利です。お釣りに小額紙幣を含んでほしい場合は「I’d like some small bills.(少額紙幣が欲しいです。)」と伝えてOKです。チップ用の小銭がない時は素直に伝えて両替してもらいましょう。両替自体を嫌がるお店もあります。「It’s for the tip.(チップのためです。)」や「I need to give him/her some tip.((店員を指差しながら)彼/彼女にチップを渡さなきゃいけないんです。)」と事情を説明してみてください。

 

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