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レストランの入店から注文までがスムーズにできる英語表現

海外での食事は特別感があります。特に、おしゃれなローカルレストランでの食事は非日常的でワクワクします。それと同時に、ちゃんと注文できるだろうか、店員の英語が聞き取れなかったらどうしよう、など不安も多いですよね。そこで今回は、レストランの入店から料理の注文までをスムーズに行うための流れと英語フレーズを紹介します。

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入店から着席まで

Hello. How many people?

いらっしゃいませ。何名様ですか?

3 (people).

3人です。

Your table will be ready right away.

すぐにお席を用意しますね。

We are quite full at this moment.

現在満席です。

Please put your name on the waiting list and wait till your name is called.

お名前を書いてお待ちください。順番にお呼びします。

Do you have a reservation?

ご予約はされていますか?

No, we don’t.

いいえ、してません。

Yes, under TAKAHASHI.

はい、タカハシです。

Thank you for waiting. Follow me, please. / This way, please.

お待たせしました。どうぞこちらへ。

Here are the menus. Your waitress / waiter will be with you right away.

こちら、メニューです。ウェイトレス/ウェイターがすぐに参ります。

Thank you.

ありがとう。

解説

どこの国でも同じですが、レストランに入ったらまず、人数を聞かれますよね。これは「How many?」から始まります。「How many?」だけの店員がいれば「How many people?」と聞いてくる店員もいます。もしくは明確な人数で「3 people?(3名様ですか?)」と尋ねてきます。もちろん、こちらから「We are 3 people.(3人です。)」や「Is there a table for 3?(3人座れる席はありますか?)」と伝えることもできます。

 

すぐに席が用意できる状態であれば、「Your table will be ready right away.(すぐにお席を用意しますね。)」などと言われます。「right away」は「now」や「right now」と同じで「今すぐに」と言う意味です。もしくは、「Come this way.(どうぞ、こちらへ。)」とそのまま席まで連れていってくれます。

 

万が一満席の場合は、「full(満席)」や「not available(席がない)」と言ったキーワードが聞こえます。大抵のお店は「Please put your name on the waiting list and wait till your name is called.(お名前を書いてお待ちください。順番にお呼びします。)」と言ってくれます。待てるようならリストに名前を記入しましょう。別のお店へ行くなら、そのまま去ってしまっても問題ありません。忙しい時は店員もそこまで気を止めていないかもしれませんが「We will come back some other day.(また来ます。)」と一言述べてから出ていくのも悪くないですよね。

 

混雑時などは、予約の有無を確認されることもあります。「Do you have a reservation?」
「ご予約はされていますか?」が決まり文句です。予約してなければ「NO.」していたら「Yes. under ●●●.」「はい、●●●です。」と答えましょう。日本人の名前(ローマ字)は欧米人にとっては読みづらいものです。伝わっていないようなら「T-A-K-A-H-A-S-H-I」と1つずつアルファベットを並べてあげると親切です。

 

席の用意ができたら次のようなフレーズが聞こえます。「Thank you for waiting. Your table is ready.(お待たせしました。お席の用意ができました。)」もしくは「Your table is ready. This way, please.(お席が用意できました。こちらへどうぞ。)」ちなみに、日本語では「席」と言いますがレストランなどテーブル席の場面の場合、英語では「seat」や「chair」ではなく「table」が正しい表現です。気を付けてください。

 

席に着いたら、担当が来るまでメニューを選びつつ待ちましょう。海外のレストランでは、しばしばテーブルごとに担当のウェイトレス・ウェイターがつきます。(その分チップも弾まなくてはいけないことをお忘れなく)彼らとのやりとりを楽しむことも食事の一部と言えるでしょう。

 

注文する

Hi! Welcome to ABC restaurant. How are you doing?

いらっしゃいませ。ABCレストランへようこそ。調子はいかがですか?

Good.

良いですよ。

Good. I’m Lucy. I will be serving your table tonight.

良かった。今夜お客様を担当します、ルーシーです。

Are you ready to order?

ご注文はお決まりですか?

Yes. I’m getting the T-bone steak with mushed potato with gravy sauce.

ええ。Tボーンステーキとマッシュドポテトをグレービーソースでお願いします。

I will have a Chicken salad and a vege-burger.

私はチキンサラダとベジバーガーにします

Let me have a cheese burger with corn and hashed potato on the side.

私はチーズバーガーで、サイドはコーンとハッシュドポテトにします。

Alright ladies. Can I get you anything to drink?

承知しました。お飲み物はいかがですか?

2 coke and a sprite, please.

コーラ2つとスプライト1つで。

I will be right back with your drinks.

飲み物、すぐにお持ちしますね。

解説

注文を取るところからは、担当のウェイトレス・ウェイターの役目です。まず、担当は自己紹介をします。「serve」には「仕える、奉仕する」の他に「食事を出す」と言う意味もあります。すなわち「I will be serving your table.」は(私がこの席の担当です。)」を意味します。

 

また、「How are you?」や「How’s it going?」のように聞いてくる店員もいるでしょう。これは本当にあなたの体調や気分が知りたいわけではなく、「Hi. How are you?」が定番の挨拶だからです。日本人が、初めて電話をかけてきた会社に「お世話になっております。」と言ったり、誰それかまわず「お疲れ様です。」と言ったりするのと同じ感覚です。「(We’re) good.」または「It’s going great.」が一般的な返答です。

 

注文を取る時は「Are you ready to order?(注文はお決まりですか?)」や「What Can I get you tonight?(何になさいますか?)」と尋ねてきます。「Can we start with drinks first?(まずはお飲み物を伺いましょうか?)」と言われることもあります。

 

注文する時は「get」か「have」を使います。「I’m getting (having) ~.」「I will get (have) ~.」「Let me get (have) ~.」や「I’d like to get (have) ~.」「I’m gonna get (have) ~.」が大抵のパターンです。少し上級を目指すなら「Let me try ~.(~を食べてみようかな。)」と言うのもアリです。英語で注文し慣れている風に聞こえますよ。

 

飲み物は商品名を述べるだけでOK。「液体は数えられないので a glass of waterと言いましょう。」と聞いたことがあるでしょう。もちろん正しい英文法で、店員にも伝わります。しかし、これはとっても教科書っぽい模範解答で、ネイティブが普段レストランで使う表現ではありません。ネイティブは単に「coke, please.」「コーラ、お願いします。」や「I will have beer.」「ビールにします。」と言います。従って「2 coke and a sprite」は文法的には間違っているのですが、表現的にはよりネイティブらしい言い方です。ちなみに「コーラ」は英語圏では通じません。「coke」「コーク」や「Pepsi」「ペプシ」が正しい英語表現です。

 

「I will be right back.」は「すぐに戻ってきます。」です。「right」は「右、正しい」の他に「すぐに」と言う意味もあります。「right now」や「right away」も「すぐに」です。「right here(ちょうどここ)」や「right over there(ちょうどあっち)」のように、後ろにくる語句を強調する役割も持っています。口語的要素が強く、日常会話でよく耳にする単語です。

 

注文が決められない、メニューの詳細が知りたい

Hmm… I don’t know what to get.

うーん。何にしようかなぁ。

Will you give us some time, please?

もう少し時間をいただけますか?

OK. I will come back later. / Let me know when you are ready.

分かりました。後でまたうかがいに来ますね。/ 決まったら教えてください。

What do you recommend?

おすすめは何ですか?

Do you have any suggestion?

何がおすすめですか?

What are in this special salad?

この「スペシャルサラダ」には何が入っていますか?

解説

食べたいものがすぐに決まらなかったり、メニュー名だけを見てもどんな食べ物なのか想像できなかったりすることもあるでしょう。そんな時に覚えておくと役に立つフレーズを紹介します。ただ、こちらから店員に質問をするので、答えを聞き取るリスニング力や単語力が備わっていないと聞き損になってしまいます。その点だけ注意して使ってみてください。

 

「Hmm…」や「Umm…」は「う~ん、えっと~」です。「Well」や「Let me see.」よりも砕けた口語表現として使います。迷っている様子がこの一言で伝わるので、海外旅行者の強い味方です。その後に続く表現は特段決まりはありません。「I can’t decide.(決められない。)」や「Everything looks good.(全部おいしそうだ。)」や「I don’t know what to get.(どれを頼めばいいか分かんない。)」など、「決められない」「迷っている」が伝われば良いのです。

 

「Will you give us some time?(もう少し時間をくれませんか?)」と言えば、ウェイトレス・ウェイターは「I will come back later.(後からまた来ますね。)」や「Let me know when you are ready.(決まったら知らせてください。)」と言って去って行きます。もし、ここで店員のおすすめを聞いておきたいなら「What do you recommend?」や「Do you have any suggestion?(何がおすすめですか?)」と尋ねてみましょう。大抵おすすめの料理には★や○など何かしら目印があるので、それらを中心に考えてみても良いですね。また、個人の意見を教えてくれる店員もいます。「I like ~ (the best).(私は~が(1番)好きです。)」や「I recommend/suggest ~.(私は~をおすすめしますね。)」がキーフレーズです。

 

また、特定の料理に使われている食材が知りたい場合は「What are in ~?(~には何が入っていますか?)」と聞いてみてください。アレルギーがある人や好き嫌いが多い人は覚えておきましょう。しかし、やはりここでも野菜や肉の種類など英単語を知っていないと、せっかく答えてくれても意味がないです。覚えられなくても、普段から分からない単語が出てきたらすぐに調べる習慣を身に着けておきましょう。

 

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