海外でレンタカーを利用する時に知っておくと便利な英語表現
旅先でも車を運転して行きたい所へ好きな時間に行けると嬉しいですよね。特に海外旅行では限られた時間の中で一ヶ所でも多く訪れたいのが本音です。レンタカーができると、公共交通機関に合わせて動く必要もなくなりストレス軽減にもなります。しかし、レンタカーをする手続きや事故をしてしまった時の対応など不安が多いのも事実。そこで今回は、海外旅行でレンタカーを利用する際に役立つ英語表現を紹介します。
レンタカーを申し込む
I reserved a car for/under Rumi Kinoshita.
木下瑠美でレンタカーを予約しています。
Let me check. Can you spell out your name?
確認します。名前のスペルを教えてください。
Hi. I want to rent a car.
こんにちは。レンタカーをお願いします。
Sure. What type of car do you like?
承知しました。どの車がいいですか?
May I go see them and choose?
見てから選んでも良いですか?
OK. Come with me.
ええ。一緒に来てください。
They are parked a little far from here. I can show you the pictures.
少し遠くに停めてあるので、写真をお見せしましょうか。
Yes, please.
はい、お願いします。
I choose this car.
この車にします。
解説
レンタカーは空港で借りることができます。渡航前に予めウェブで予約をしておくこともできますし、当日その場で借りることも可能です。事前に予約した場合は「I reserved a car for/under ~.(~と言う名前でレンタカーを予約しています。)」と伝えましょう。日本人の名前は聞き取りにくいので、スペルを尋ねられることがしばしばあります。「spell out」と言われたら「R-U-M-I K-I-N-O-S-H-I-T-A」の様に名前のスペルをアルファベットで教えてください。
予約なしで借りる場合は「I want to rent a car.(レンタカーお願いします。)」と言います。レンタカーの看板はRent-a-carと書かれています。お分かりのとおり「レンタカー」とは車種は自分で選ぶことができますが、日本のように軽自動車はありません。選択肢は、セダンタイプの普通車かファミリーカーやバンのような大きな車です。
駐車場がそばにあれば、実際に車を見てから決めることもできます。「May I go see them?」「見に行けますか?」と聞いてみてください。空港では駐車場が離れていることもあり、写真を見て選ぶよう言われることも多々あるでしょう。人数や荷物の量に合わせて決めるしかないですが、自分の運転スキルを最重視したいところですね。借りる車を決めたら「I choose this car.(この車にします。)」や「I will take this one.(これにします。)」と伝えましょう。
書類の手続き
Who is driving?
誰が運転しますか?
I am.
私です。
Your passport, driver’s license, and credit card, please.
パスポート、運転免許証とクレジットカードを見せてください。
May I take copies of your passport, driver’s license, and credit card?
パスポート、運転免許証、クレジットカードのコピーを撮らせてください。
Sure. Here (you are.)
はい、どうぞ。
How long will you rent a car?
どれくらい借りますか?
For 2 days.
2日です。
I will return it later today. Maybe around 8 o’clock.
今日返します。多分8時くらいかな。
How much is it?
おいくらですか?
Does the rate include insurance?
保険も込みの料金ですか?
Let me go get your car. Please wait outside.
車を取ってきますので外でお待ちください。
解説
海外で運転するには国際免許を取得する必要があります。提出が必要な書類は、パスポート、運転免許証、クレジットカードです。クレジットカードは支払いそのものに使われるだけでなく、料金を支払わずに乗り捨てたりすることがないように何かあった時の保証としてコピーを撮られることが多いです。
借りる期間は「How long ~?」と聞かれます。「~日間」は「For ~ days.」と答えましょう。今日中に返すなら、「Just today.」や「I will return it this evening/ tonight/ later today.」のように返答します。目安の時間も伝えておくと親切です。レンタル料は「How much is it?(おいくらですか?)」と確認しましょう。
料金に保険が含まれているかの確認も忘れずに。「保険」は「insurance」です。「Yes」なら問題ありませんが、「No」なら「I need an insurance.(保険も付けてください。)」とお願いしましょう。多少割高になっても、万が一の事態を考えると保険未加入はリスクが高すぎます。
「Let me ~.」は「~しましょう。~させてください。」を指す表現です。例文の「let me go get your car.」は言い換えると「I will go get your car.」になり、「車を取ってきますね。」と言う意味です。
ちなみに、日本とは運転席や道路が逆の国が多いので、ウィンカーやワイパーなどの位置も逆です。日本人にとっては使い勝手が悪く、カーブの感覚もとても違和感があります。このような点からも、レンタカーは便利で時間の節約にもなりますが安全運転を徹底したいものですね。
車について確認する
Is this a diesel car?
ディーゼル車ですか?
Should I put gas when I return?
返す時はガソリンを入れておく方が良いですか?
Yes. Fill the tank up, please.
はい、満タンにしてください。
Is regular gas OK?
ガソリンはレギュラーで良いですか?
Can we check scratches and dents together?
一緒に傷や凹みを確認してください。
There is a dent here, and scratch here.
ここに凹みがあります。ここには傷があります。
解説
ガソリンの英語は「gasoline」ですが、ネイティブは大抵「gas」と言います。「ガス」ではなく「ギャス」と発音します。「premium」は「ハイオク」、「regular」は「レギュラー」です。
「満タン」は「full」ですが「満タンにする」は「fill up」と表現します。ちなみに、海外もセルフのガソリンスタンドが多いです。
返却時は「Fill the tank up when you return.(満タンにして返してください。)」と言われるでしょう。借りる時にガソリンの量をチェックして、満タンでない場合はその旨を伝えましょう。「Look. The gas is not full.(見てよ。満タンじゃないですよ。)」と言えば伝わります。
傷や凹みは店員と入念にチェックしてください。車内も確認が必要です。「傷」は「scratch」、凹みは「dent」と言います。「ここに傷があります。」は「There is a dent here.」です。凹みにも同じように使えます。傷を指さしながら一緒に確認していきましょう。
返却・トラブルについて確認する
Do I drop off the car here?
ここに車を停めれば良いですか?
No. Please park the car at parking space, and tell us the No. you parked.
いいえ。駐車スペースに停めて、何番に停めたか番号を教えてください。
Can I return the car at different counter?
違うお店に返却もできますか?
Yes. Please let us know when you do so.
はい。そうなさる場合はご一報ください。
What if I got into an accident, or got flat tire?
もし事故に遭ったり、タイヤがパンクしたらどうしたら良いですか?
You can call us. We are open 24 hours.
お電話ください。24時間営業していますので。
解説
返却時のことも、借りる前にしっかり確認しておく必要があります。「drop off」とは「降ろす、乗り捨てる」と言ったニュアンスの表現です。「drop off the car」は「車を降りる、車をその場に置いておく」を指します。例文の「Do I drop off the car here?」は「ここで車を降りて良いですか?」「ここで車を返したら良いですか?」と尋ねる表現です。
行先や予定の都合上、別の店舗で車を返却したい場合はそうしても良いか確認しましょう。「Do you have a office/branch in ~?」のように「~に支店はありますか?」と尋ねても良いですし、「Can I return the car at different counter?(別のお店に返却できますか?)」と尋ねてから支店を教えてもらうこともできます。
事故やトラブルが起きた際の対処方法も忘れてはいけないチェックポイントです。「What if I ~.」は「もし~だったらどうする?」と言う意味です。保険に加入していると、お店の方で対応してくれるので、「Call us.(お店に電話してください。)」と言われるでしょう。トラブルとして想定できるのは、タイヤのパンク「get a flat tire」やナビの故障「The navigation isn’t working well.」、もしくは交通事故「get an accident」です。このようなトラブルに迅速に対応してもらうためにも、状況と居場所が伝えられるようこれらの表現を覚えておく必要がありますね。