ヘッダー

英語が使いたいならココ!英語を学習しながら旅行ができるおすすめの国5選

英会話スキルを身につけるには実践が必要です。海外旅行は、まさに最適な練習場所。ネイティブが使う自然なフレーズを生で聞けたり、これまで勉強してきた英会話を使わざるを得ない状況が必然と作られたりするからです。今回は、ただ観光目的で海外旅行をするより、「英語を使う」「英会話を学ぶ」と言った目的を持って訪れるべきおすすめの5つの国・地域を紹介します。

オプトインバナー
英会話の実践に最適な国 アメリカ

最初におすすめするのはアメリカです。
おすすめする理由は、アメリカ英語の発音が日本人にとっては抵抗が少ないからです。日本の英語教育にはアメリカ英語が用いられます。そのため、英会話に慣れていない人でもアメリカ英語は比較的聞き取りやすいと感じるはず。
フレンドリーな国民性もコミュニケーションのハードルを下げてくれるでしょう。エレベーターに乗り合わせた他人でも「I like your jacket.(あなたのジャケット素敵ね。)」のように、気さくに話しかけてくるのです。相手から歩み寄ってくれると、こちらも緊張が解れて話しやすくなりますね。
加えて、アメリカは「人種のサラダボウル」とも言われるほど世界中から人が集まる国でもあります。白人、黒人、黄色人種、ネイティブアメリカンなど、国籍もルーツも多種多様。海岸沿いの街はアジア人やメキシコ人など移民が多く、それぞれの母国語と英語を話すバイリンガルも多いです。色々な英語のアクセントに触れるのも良い機会と言えるでしょう。
しかし難点もあります。渡航費と距離です。日本から一番近いハワイでも飛行機で約8時間かかり、本土へは西海岸のロサンゼルスでさえ12時間の長旅です。週末にふらっと行けるような距離ではありません。それに、せっかく行くなら1週間ほど滞在したいですよね。物価も日本と同等な分、滞在中の食費や交通費も含めると旅費に数十万円が必要な計算に。このように、休暇の確保や渡航費の工面など行くまでの準備が大変なので手軽な海外旅行とは言い難いですね。

アメリカのまとめ

発音 アメリカ英語
治安 ★★★★
物価 ★★★
人々の社交性 ★★★★★
手軽 ★★
アメリカ
アメリカ
英会話の実践に最適な国 グアム

次に紹介する国は、日本から4時間足らずで行ける楽園グアムです。
観光地として日本人にも大人気ですよね。島全体が観光スポットになっているグアムの大きさは東京23区や淡路島とほぼ同じ。週末や短い連休を使って手軽に海外旅行ができる丁度いいサイズの島です。グアムは独立した国ではなく、アメリカの準州(アメリカの領土だけど州としては認められていない)です。そのため英語を公用語としているのです。
しかし、アメリカ本土から遠く離れており独自の文化があるグアムの英語は、アメリカ英語ともイギリス英語とも違う独特の訛りがあります。アメリカ英語で教育を受けた私達日本人からすると「自分の知っている英語と違う…」と感じるかもしれません。しかし訛りがあるのはごく一般的なこと。どの国・地域にも言えることですが、日本語にも方言があるように場所によって英語の発音や表現が違って普通なのです。
また、渡航費が安く済むのもグアムをおすすめするポイントです。格安ツアーは、航空券とホテルがセットになって2万円以下と破格。しかし日程が限られていることが多いので社会人にはハードルが高いかもしれません。航空券の相場は約7万~9万円。10万円程で週末の海外旅行ができ且つ英会話が練習・実践できる。こんな好都合の英語圏は他にありませんよ。

グアムのまとめ

発音 グアム英語
治安 ★★★
物価 ★★
人々の社交性 ★★★★★
手軽 ★★★★★
グアム
グアム
英会話の実践に最適な国 フィリピン

続いておすすめする国は、フィリピンです。
フィリピンはタガログ語と英語を公用語としており、学校の授業は英語で行われるためバイリンガルな国民が多いです。また、語学学校が多く欧米諸国より遥かに安く語学留学ができることから、観光地としてだけではなく留学先としても人気の国です。
日本からわずか4、5時間で行けるフィリピンは、東南アジアの中でも急発展しています。そんな様子を目で、肌で感じられるのは我々日本人の生活にも多くの気付きもたらしてくれるのではないでしょうか。2ヶ国語を巧みに使いこなすバイリンガルが、街中に当たり前にいることも良い刺激になりますね。
そんなフィリピンの物価についてですが、フィリピン人の友人曰く物価は日本とは比べ物にならないくらい安いそうです。特に食べ物が安く、菓子パン1つがたったの4円と言うのだから驚きです。農村地に行くと日本人の平均的な月給が彼らの年収くらいなのだとか。その分貧富の差が激しく、治安が悪いエリアがあるのも事実です。1人で観光地から離れた場所やローカルな場所へ行くのは避けた方が良いでしょう。
英語に関する注意点もあります。フィリピンは英語を公用語にしていますが、スペインの配下にあった歴史やタガログ語の発音が混ざっている事からフィリピン独特の英語を話します。と言うのも訛りが強く、日本人が聞き慣れているアメリカ英語やイギリス英語とも違うので聞き取りが難しいのです。ただ、街角で英語が通じるので自然とコミュニケーションが英語になるのはポイントが高いですね。

フィリピンのまとめ

発音 フィリピン英語
治安 ★★★
物価 ★★★★★
人々の社交性 ★★★★
手軽 ★★★★
フィリピン
フィリピン
英会話の実践に最適な国 ニュージーランド

続いて紹介するのは南半球に位置するニュージーランドです。
観光王国のニュージーランドは北島と南島に分かれています。自然を求めて観光目的の両行をするなら南島ですが、人とのコミュニケーションや出会い、文化との触れ合いを求めるなら北島の大都市オークランドが断然おすすめです。オークランドには世界各国から観光客や語学留学生が集まります。また、社交的な国民が多いので話しやすさはピカイチ。そこでは現地の人はもちろん、自分より英語力の低い外国人と話す機会もあるでしょう。
ただ、ニュージーランドの英語も、普段私たちが聞き慣れているアメリカ英語とは違います。ニュージーランド英語は、イギリス英語とオーストラリア英語の混ぜ合わさったものとでも言いましょうか。aの発音が特徴的で、rainの発音は「レイン」ではなく「ライン」になります。それくらい英語はバラティに富んでいる証でもあるのですが、主にアメリカ英語を学習する日本人にとっては、全くの別物に聞こえても不思議ではありません。
渡航費の問題もあります。平日でも往復15万円以上する航空券やホテル代などを考えると、なかなか手が出せないのが本音ではないでしょうか。また、往復の飛行時間だけでも20時間以上かかります。大型連休や年末年始など、まとまった休みが取れるタイミングで普段とは違った英語に挑戦してみる。ニュージーランドは、そんな意気込みの方に訪れてほしい場所です.

ニュージーランド のまとめ

発音 イギリス英語と
オーストラリア英語のミックス
治安 ★★★
物価 ★★★
人々の社交性 ★★★★
手軽 ★★
ニュージーランド
ニュージーランド
英会話の実践に最適な国 カナダ

最後に紹介するのはアメリカのお隣、カナダです。
カナダは四季折々の景色が楽しめる国で、ナイアガラの滝やオーロラ鑑賞ができるイエローナイフなどがあり日本人に人気の旅行先です。そんなカナダには、アメリカとはまた違ったおすすめポイントがあります。
何より、カナダ人の英語は発音がクリア。私達日本人にとっても非常に聞き取りやすい英語を話しているのです。それも、外国人相手だからではなく普段からそうなのです。カナダの英語はアメリカ英語よりも発音がはっきりしていて、英語に慣れておらず緊張している人でもホッと安心できる雰囲気があります。また、カナダは教育熱心な国としても有名。海外旅行では、言葉が通じないと冷たくあしらわれることがありますが、カナダは大丈夫。学習者を歓迎してくれます。
治安の良さもカナダをおすすめする理由のひとつです。アメリカよりも治安が良いと言われているカナダ。夜に1人で出歩く、金目の物を無防備に持ち歩くなどしなければ日本と同じように過ごせるでしょう。
ネックになるのは、やはりアメリカ同様渡航費や距離です。平日の乗継便でも、航空券に10万円は見ておきましょう。また、2泊3日のような週末で行ける距離ではない(飛行機の往復だけで2日)ので最低1週間は必要です。長期休暇が取りにくい社会人にとっては手軽とは言い難いですね。

カナダ のまとめ

発音 アメリカ英語よりクリア
治安 ★★★★★
物価 ★★★
人々の社交性 ★★★★
手軽 ★★
カナダ
カナダ
まとめ

英語学習を目的に訪れるべき5ヶ所を紹介しました。観光とは違った視点で海外に目を向けることで、普通の海外旅行では気付けないようなポイントに目が行き視野が広がること間違いなしです。そして、英語をコミュニケーションの手段としてより身近に感じられることでしょう。
ただ、治安が良いと紹介した国・地域でも注意は必要です。人が集まる所、特に観光スポットはテロや事件の対象になりやすいからです。どこにいても絶対安全なんて保証はない、と言うことを常に念頭に置いて英会話の旅を楽しんでください。



オプトインバナー